小型360度カメラモジュール
小型の300万画素360度カメラを、モジュールとして提供しています。
電車車両内カメラ、作業用ロボットの眼としてや、生産設備の撮影装置、ATM・自動販売機などへの内蔵用途、水中カメラ、ウエアラブルカメラなどに活用されています。
限られた設置スペースにも収まります。
M-JPEGデジタル映像出力と同時に、NTSC/PALのアナログ映像出力にも対応しています。
特長
● 小型軽量ボディに魚眼レンズを搭載
● ロボットなど組込み用途に最適、USBバスパワー対応
● 高速画像処理によりカメラ内部で魚眼映像を展開し出力
● UVC(USB Video Class)対応モデル/専用ドライバモデル 選択可能
● 高画素(1536x1536)非展開転送が可能(*1)
● PCのシリアルインタフェースからカメラ操作が可能
● 独自アプリケーション開発を容易にするSDKを用意 (*2)
*1. 展開画像を表示する場合は、非展開画像用ビューワー(Refinder: オプション)が必要です。*2. SDKはオプションです。
214度の視野を確保できます。
USB Video Class に対応したモデルです。
面倒なドライバインストールが不要、PCに接続すればすぐに使用できます。
1台のPCに複数台のNM33を接続することが可能です。ロボットなどでの使用に最適です。
複数台のNM33を、同期しながら撮影することも可能です。(専用モデル)
※ PCの構成により制限があります。機能の詳細はお問い合わせください。
NM33からの画像の表示・保存、画面モードの切替、パン・チルト・ズーム等の操作が可能です。
動画記録(AVI)が可能です。記録映像はメディアプレーヤー等でも再生できます。
魚眼映像を高画素(1536×1536)のまま転送、表示・記録(動画、静止画)も可能です。
高画素のまま記録・保存された魚眼映像から、任意場所の切出・展開(補正)再生が可能です。
魚眼映像は視野範囲のすべてが記録され、後から任意の箇所を確認できるため監視用途に最適です。
標準ビューワーの機能はすべて対応しています。
NM33を使用し、独自のアプリケーションを開発したい方のためのSDKです。
画像表示(補正有り、無し)の他、NM33をコントロールする関数を豊富に用意しています。
魚眼映像展開の詳しい知識がなくても、パンチルト・ズーム付きカメラを扱う感覚で開発が可能です。
項目 | 値 |
電源 電源電圧 消費電流(MaxVcc) |
5.0 V ± 5% 500 mA |
レンズ 被写体距離 画角 |
10 mm ~ 無限遠 180(俯角付き 214), 360 度 |
イメージセンサー 有効画素数 使用画素数 |
1/2型単板式固体映像素子(CMOS) H:2048 × V:1536、約315万画素 約170万画素 |
最低被写体照度 |
5 ルクス (肌色基準、AE off時) |
ビデオ出力(デジタル) (USB FSモード) 信号方式 画像圧縮形式 画像サイズ |
動画フレームレート 最大15 fps 32 bitカラー USB1.1 JPEG VGA, QVGA, LARGE(1536×1536) |
ビデオ出力(アナログ) (VBSモード) 映像信号方式 出力ドライブ能力 映像信号 |
COMPOSITE VIDEO 1Vp-p 同期負 75 Ω負荷 NTSC/PAL (工場出荷時設定) |
外形 寸法(設計標準値) 重量 |
W39 × H30 × D27 (mm) ※レンズ部を除く 60±5 g |
動作環境 |
温度: 0 ~ 40 (℃) 湿度: 20 ~ 80 (%RH) 結露なきこと |
保存環境 |
温度: -20 ~ +60 (℃) 湿度: 20 ~ 90 (%RH) 結露なきこと |
外部接続用コネクタ |
JAE FI-W21S |
標準付属品 |
専用ビューワー(Forest-N) 専用ドライバ(UVCモデルは無し) |
対応OS | Windows 8.1, 10, 11 |
※オプション品 | |
●特注21ピンUSBケーブル (NM33-USB21P) | |
●リファレンスキット (NM33-RK) | |
I/Fボード、USBケーブル、ビデオケーブル、ACアダプタ付属 | |
I/Fボードには以下を搭載 | |
リモコンキー、 外部接続用コネクタ(USB、ビデオ出力、RS232C、外部リモコン、電源) |
● 拡張コマンドについて 1.概要 NM33のシリアルポートに対し、RS232Cからコマンド送信を行うことで、PTZ等の制御が可能です。 (専用ドライバモデルでは、USB仮想シリアルによる使用も可能 2.主な機能 ・映像表示モードの切替、取得 ・パン値、チルト値、ズーム値、ロール値の設定、取得 ・画像の上下・左右反転の設定、取得 ・オートパン速度の設定、取得 ・映像表示の開始、停止 ・AE(自動露光)のオン/オフ、目標値の設定、取得 ・AWBのオン/オフ ・シャッタースピードの設定、取得 ・ゲイン値の設定、取得 ・フレームレートの設定、取得 ・JPEG圧縮率の設定、取得 ・シャープネスフィルタの設定、取得 ・メディアンフィルタのオン/オフ ・パラメータの保存 NM33用のSDKには、OptCamSDK と RefinderCore の2種類があります。 それぞれの機能は以下の通りです。 ●OptCamSDK(別売)について 1.概要 OptCamSDK は、ユーザ作成アプリケーションとリンクし、NM33カメラの主要機能の操作が可能な ソフトウェア開発キットです。標準添付のビューワ相当のアプリケーションを、独自開発するこ とも容易です。 2.主な機能 ・カメラの初期化 ・接続カメラの台数取得 ・指定カメラのID取得 ・カメラに設定値を保存 ・カメラの選択、切断 ・パノラマ映像種類の切替、取得 ・パン値、チルト値、ズーム値、ロール値の設定、取得 ・フレームレート等の情報表示のオン/オフ ・魚眼映像のオーバーレイ表示のオン/オフ ・JPEG圧縮率の設定、取得 ・オートパン速度の設定、取得 ・画像の上下・左右反転の設定、取得 ・シャープネスフィルタの設定、取得 ・シャッタースピードの設定、取得 ・ゲイン値の設定、取得 ・AE(自動露光)のオン/オフ ・映像キャプチャ時のサイズの設定、取得 ・フレームレートの設定、取得 ・実効フレームレートの取得 ・キャプチャの開始、終了 ・映像フレームの取得 ・動画キャプチャの開始、終了 3.動作環境 OS: Windows 8.1、10、11 PC:上記OSが正常に動作する環境 (推奨スペック) CPU: Pentium3以上(Pentium4/M/D/Dual-Core,Core Solo/Duo等) メモリ: 256 Mbyte (Vistaの場合は768Mbyte) 以上 HDD: 20Gbyte以上 4.開発環境 Microsoft社製 Visual C/C++コンパイラ -------------------------------------------------------------------------------------- |
◆NM33シリーズ用 OptCamSDK カタログ (PDF) は こちら (Last update 2018.1.19) |
◆NM33シリーズ用 RefinderCore カタログ (PDF) は こちら (Last update 2010.09.14) |
対応OS:Windows 8.1, 10, 11に置き換えてご参照ください。
問い合わせ先:opt_info2@optnagano.co.jp